悟りへの瞑想の道を脳科学から解説

悟りとはどうなることなのかを、瞑想で悟りを得る道筋を脳科学から具体的に解説して行きます

2022-11-14から1日間の記事一覧

6-2)瞑想と脳 6-2-9)記憶の海馬(海馬傍回)

6-2)瞑想と脳 6-2-9)記憶の海馬(海馬傍回)感覚器官から入ってきた情報は、海馬で一時保管されます。つまり海馬は短期記憶を担っています。短期記憶は、何かの作業をするために短い時間だけ覚えておく必要のある記憶で、その作業が終わってしまえば消去してし…

6-2)瞑想と脳 6-2-8)前部帯状回(前部帯状皮質)

6-2)瞑想と脳 6-2-8)前部帯状回(前部帯状皮質)前頭前野の後ろ側に脳梁を覆うように位置する前部帯状回は、前頭前野と連係して、自己制御、つまり、注意と行動の対象を意図的に決め、その場にふさわしくない反射的行動を抑え、過去の経験からの学習をもとに最…

6-2)瞑想と脳 6-2-7)扁桃体と感情

6-2)瞑想と脳 6-2-7)扁桃体と感情瞑想をしていると、感情刺激情報の処理を司る扁桃体の活動が弱まります。しかも右扁桃体(悲観主義)の灰白質の体積が減少して行きます。右扁桃体は、即座に刺激知覚をするのに対して、左扁桃体(楽観主義)には変化がない。それ…