悟りへの瞑想の道を脳科学から解説

悟りとはどうなることなのかを、瞑想で悟りを得る道筋を脳科学から具体的に解説して行きます

2022-11-15から1日間の記事一覧

6-3)瞑想と神経ネットワーク

6-3)瞑想と神経ネットワーク 脳では、脳の個々の領域が個別的機能を持ちます。しかし人間が知覚したり活動したりするとき、機能的には異なる領域間でネットワーク(回路・回線)を形成して、新しい機能を生み出し(創発して)有機的協同的に活動します。ここでも…

6-2)瞑想と脳 6-2-11)脳梁

6-2)瞑想と脳 6-2-11)脳梁観察瞑想は、前頭葉(前)と視覚野(後)を連絡する上縦束(伝導線の太い束)と、左右を連絡する脳梁の結合性(神経線維束密度の増加)を高めます。観察瞑想によって、脳梁の密度が向上し左右の脳の連携が強まって、前頭葉を含む大脳半球全…

6-2)瞑想と脳 6-2-10)視床と情報制御

6-2)瞑想と脳 6-2-10)視床と情報制御視床は、五感から入って来た感覚情報の一部を脳内深くに送り込みます。具体的には視床は脳のほぼ中央に位置し、嗅覚以外のあらゆる感覚情報(体性感覚、痛覚、視覚、聴覚、味覚など)を大脳新皮質に送る一大中継基地(感覚の…