悟りへの瞑想の道を脳科学から解説

悟りとはどうなることなのかを、瞑想で悟りを得る道筋を脳科学から具体的に解説して行きます

2)過去の人々の(悟り)証言 2-8)「バラモン教」の「梵我一如」

2)過去の人々の(悟り)証言

2-8)「バラモン教」の「梵我一如」
「梵我一如」思想とは、自然的世界の根本原理であるブラフマン(梵)と、人格的な自我の原理であるアートマン(我)との本体が同一無差別であるという思想をいう。これは、インド哲学の中で、特にウパニシャッドに基づく正統バラモン教の中心思想です。
「ブラハマン」即「アートマン」とは、ブラフマン(真の自己=宇宙の本体、宇宙を支配する原理:法・道・ことば)とアートマン(個人の中の仏性)の一致説((梵我一如思想)です。
アートマンも不滅のものです。即ち個人の肉体が死を迎えても、アートマンは永遠に存続するということであり、またアートマンが死後に新しい肉体を得る輪廻の根拠でもあります。とすると、アートマンは自我の方ではなく魂(仏性)の方でしょう。
各個人は、身体内の電源タップ(テーブルタップ)を自我(意識)に差し込んでそこから情報を出し入れして生きています。悟りとは、その自我を停止ないし消滅させて、自己内の電源タップを仏性(魂・統一力)に差し込んでその先にある法(道・宇宙原理)と連結統合することです。だからといって、これが頭で解っても仕方がなく、身をもって体感・体得しなければならない。その道のりは遠いのですが。