悟りへの瞑想の道を脳科学から解説

悟りとはどうなることなのかを、瞑想で悟りを得る道筋を脳科学から具体的に解説して行きます

3)何故「法」を「受け取れない」のか 3-2)人間は何故法を受けられないのか

3)何故「法」を「受け取れない」のか

3-2)人間は何故法を受けられないのか
では、本来人間には最高の法が受け取れる能力(仏性)を持つと言われているのに、何故その仏性を受け取れないのでしようか。実は、今までの文章で散々解答を述べてきました。しかしあらためてそれに関して、臨済宗中興の祖といわれる江戸中期の禅宗の僧「白隠」禅師はいう、「衆生本来仏 衆生の他に仏なし」と。また、「自ら回向して直に自性を証すれば自性即ち無性にてすでに戯論を離れたり」と。更には「無念の念を念として謡うも舞ふも法の声」と。
この場合、「戯論」とは、仏性法則(仏教の法、道教の道)ではない、諸々の「人為」を示します。