悟りへの瞑想の道を脳科学から解説

悟りとはどうなることなのかを、瞑想で悟りを得る道筋を脳科学から具体的に解説して行きます

5-6)瞑想と意識 5-6-2-3)意識と無意識

5-6)瞑想と意識

5-6-2-3)意識と無意識
この二つの意識理論は、どちらも正しいように感じます。ただ私のいう私称トーナメント形成システムの宇宙原理に最も叶うのは、統合情報理論の方です。更に私が述べようとしている悟りとも叶っています。その理由は、第五章第八節で述べます。
次に心理学者ユングは、意識をどう見ているか調べていきます。スイスの精神科医であるカール・グスタフ・ユングは、フロイトの弟子で、人間の心の構造を、意識と無意識の2つの領域に分けました。
意識を、人間の心に占める領域の内、自分の思考や感情として自覚し得る部分だという。無意識は、自分自身でも自覚することができない心の領域だという。無意識を、更に、「個人的無意識」と「集合的無意識(普遍的無意識)」の2つの(階層構造的)領域に区別します。個人的無意識には、個人の誕生以降これまで見たものや経験したことの(個人発生的)記憶の多くが存在します。それに対して集合的無意識(普遍的無意識)」とは、種としての人類に共通する集合的無意識(人類という種としての系統発生的経験知)の階層です。人類が進化する過程で先天的に獲得した共通のイメージを元型(人類としての共通の本能)という。