6-2)瞑想と脳
6-2-4)頭頂葉
6-2-4-1)頭頂葉全般
頭頂葉は、左右両側の大脳半球の後部(前頭葉の後ろ)に存在し、上頭頂小葉と下頭頂小葉に分けられます。視覚、聴覚、体性感覚などの1)感覚情報の高次統合処理、2)空間(視空間)認知、3)注意の空間的制御などに関わります。
つまり頭頂葉は、周囲を取り巻く環境についての感覚情報を高度に処理をして、｢時間と空間を把握｣(対象を時間･空間座標内に位置づけ)します。瞑想中この頭頂葉の活動は緩やかになります。時間は主に前頭葉(しかも左脳側優位)が主導権を持ち、空間は主に頭頂葉(しかも右脳側優位)が主導権を持ちます。
