悟りへの瞑想の道を脳科学から解説

悟りとはどうなることなのかを、瞑想で悟りを得る道筋を脳科学から具体的に解説して行きます

3)何故「法」を「受け取れない」のか 3-4)自我は自己限定

3)何故「法」を「受け取れない」のか

3-4)自我は自己限定
西田幾多郎は、「無が自己限定して有が生成する」という。有とは、基礎要素が幾つか組み合わさったもの(全てではなく幾つか=自己限定)、をいう。例えば、アルファベット(26文字:a・b・c・d・e・f・.....)の個々の文字が完全にバラバラであり、組み合わさった語がない状態が無であり、空です。そのアルファベットが幾つか組み合わさった語(自己限定)が有です。例えば、d+o+g=dog。西田幾多郎の「無が自己限定して有が生成する」とは、そういうことを言い表します。脳全体を自己限定して、意識(自我・有)が生まれます。宇宙では、自己限定して星が生まれます。環境では自己限定して細胞が生まれます。