悟りへの瞑想の道を脳科学から解説

悟りとはどうなることなのかを、瞑想で悟りを得る道筋を脳科学から具体的に解説して行きます

1-2)宇宙原理の階層構造 1-2-3)「法」の階層構造 1-2-3-4)「脳の獲得」によってもたらされた情報の進化 1-2-3-4-3)人間法則(知性・理性:大脳新皮質)

1-2)宇宙原理の階層構造

1-2-3)「法」の階層構造
1-2-3-4)「脳の獲得」によってもたらされた情報の進化
1-2-3-4-3)人間法則(知性・理性:大脳新皮質)
更に人間は、感情(大脳辺縁系)の上に、人間法則(知性・理性:大脳新皮質)を重層させます。知性・理性は、本能が担当する行動表出も、感情が担当する感情表出も伴わない。人間は、言葉(大脳新皮質の一つの機能)という環境から切り離された、もはや環境からは得られない(人間のみの)独自情報を生成、加工、発信する能力を獲得しました。言葉の創発によって、人間は自然的環境から更に大きく切り離された存在となりました。
生物は、表現面において、行動表現(脳幹)から感情表現(大脳辺縁系)へ、更に人間には言語表現(大脳新皮質)を重層させて来ました。
言語表現と言いましたが、言語を代表して、総括的には、文化表出能力といえるものを大脳新皮質はもたらします。文化の定義として、「主に精神的活動から直接的に生み出されたもの」をいう。人間が文化を生み出すが、逆に文化が人間を精神的に育てるともいえます。文化と人間は、お互いを育て合いしている、互いが相手を環境として影響し合っています。つまり文化は、情報の外在化であり、情報の共有財産化です。この文化が人間を急速に発達させています。自然的環境からの情報がなくても、文化的環境があれば、心は育ちます。つまり人間は、最早自然的環境による進化を待たずして文化的環境による発達発展を手に入れました。