悟りへの瞑想の道を脳科学から解説

悟りとはどうなることなのかを、瞑想で悟りを得る道筋を脳科学から具体的に解説して行きます

3)何故「法」を「受け取れない」のか 3-1)一切衆生悉有仏性

3)何故「法」を「受け取れない」のか

3-1)一切衆生悉有仏性

仏教はいう、「一切衆生悉有仏性」(一切衆生はことごとく仏性を有する)と。あるいは「草木国土悉皆成仏」と。一切衆生は、あるいは草木国土は、仏性(悟りを開く可能性)を持つと、成仏(悟りを開く)すると。
私は、「仏性」を、「法を受け取る能力」(機能・魂)だと解釈します。悟りを開くとは、法を受ける能力が全面開花することです。しかしそれぞれがよって立つ階層によって、受ける法が異なります。それぞれの法(法則)については、既に「1-2)宇宙原理の階層構造」において説明しました。
「法の階層構造」で示したように、一切衆生は、それぞれに合った法則を受けて動いています。例えば、固まりとしての物質は物理法則を受け、物質(基礎要素としての原子・元素)の変化に関しては、化学法則を受け、細胞を持つ生物は生物法則を受け、人間はそれら全てと更に人間法則を受けています。
注)生物は、物理法則、化学法則と生物法則との全てを受けます。