悟りへの瞑想の道を脳科学から解説

悟りとはどうなることなのかを、瞑想で悟りを得る道筋を脳科学から具体的に解説して行きます

6-1)瞑想と脳波 6-1-5-2)θ波(シータ波)(4~8Hz) 6-1-5-2-1)θ波(シータ波)(4~8Hz)全般

6-1)瞑想と脳波

6-1-5-2)θ波(シータ波)(4~8Hz)
6-1-5-2-1)θ波(シータ波)(4~8Hz)全般
シータ波が活発に発生するのは、深いリラックス状態、半覚醒状態、眠りかけ、浅い睡眠状態、レム(夢見)睡眠状態の時、注意時、深い瞑想時、まどろんでいる時などです。また何かに「没頭」(深い集中)していたり、新しいことに興味を持ったり、高揚感を味わったりしている時などにも出ます。つまりシータ波は、心的に自由な脳活動にある状態で発生しやすくなります。風呂に入っている時もです。だがθ(シータ)波が強すぎる場合は、逆に唐突に注意が途切れたり、注意が散漫になったりなど、一つのことに深く集中できなくなる傾向にあります。
覚醒状態から眠気が出現してうとうとしてくるとアルファ波の振幅と出現量が減少し、その後消失して、更にもう少し睡眠が深まると、低振幅なθ波が数個連なって出現して来ます。表現を変えると、シータ波はノンレム睡眠の第1段階(寝入りばな)にアルファ波と交代するようにして出てきます。
瞑想で、この「アルファ波からシータ波に転換」状況を意図的に作り出せればよいのです。だが実際には瞑想初心者は、意識(覚醒)を維持できずに眠りに吸い込まれてしまいがちです。
α波が徐波(低周波)化してシータ波が出現する場合は、後頭葉(視覚野)優位であり、眠くうとうとした時は側頭葉優位に出現します。
「夢(視覚動画)を見ている」時にもシータ波が多く現れるが、この状態を瞑想で意識的に作り出しシータ波を一定時間継続させることに意味があります。