悟りへの瞑想の道を脳科学から解説

悟りとはどうなることなのかを、瞑想で悟りを得る道筋を脳科学から具体的に解説して行きます

4)(自)我が生まれた理由とその結果 4-2)決定論からカオス論へ

4)(自)我が生まれた理由とその結果

4-2)決定論からカオス論へ
人類は、その創造力を使って、宇宙に存在していなかったものを造り始めました。地球上には人類が作り出した人工物であふれかえっています。
しかし、その人間が造った創造物が宇宙に投げ入れられたとき、その初期状態に存在した(自然)環境との間で極々僅かな「差」が生じました。その極僅かな差であっても、時間経過に従って指数関数的増加を起こし、無視できないほどの大きな差を生むという「バタフライ効果」が生じることがあります。つまりこれは予測不能性を意味します。即ち人間を作り出したことで、決定論的宇宙ではなくなったのです。
同じ初期状態が同じ結果をもたらすという決定論に対するカオス理論が、バタフライ効果を提示しました。なおカオス理論とは、数的誤差により予測できないとされている複雑な様子を示す現象を扱う理論をいう。
実際に、人間が創造した被造物によって、既に目を背けたくなる程の惨状が地球全体を覆い尽くし、今や地球外へも人工物を持ち出し始めています。住めなくなることを想定して宇宙への移住計画が真剣に進められています。
住めなくなりつつある地球は、無惨な有様が展開しています。今や異常な気象現象として顕現しています。そのバタフライ効果が、現に今や地球環境にとって、後戻りできないほどに破壊的影響を及ぼしています。
今一度、人類が宇宙原理という、宇宙全体が完全統合されて滞りなくかつ無限のリサイクルが可能な、宇宙全体をスムーズに動かす「道」「法」「ことば」に沿った生き方に戻る、いな単に戻るという言葉では正確ではありません。言い換えると、弁証法的に、人間法則よりも一段高い階層、つまり仏性法則を受ける階層に昇って、宇宙全体を意識した生き方を生きるべき時代であるように感じます。人間が創造した被造物が地球にとって癌化して地球を死滅させようとしています。