6-1)瞑想と脳波
6-1-5-8)γ波(ガンマ波)(30Hz～)
6-1-5-8-2)バインディング(結び付け)問題
神経科学の世界では、バインディング問題は、一つの難しい問題として立ちはだかっています。脳内の視覚情報処理において、別々の場所(モジュール)で処理される色･形･動きなどの情報を、どのように結び付けて一つの対象として認識するかという問題を｢バインディング問題｣という。それを解く仮説として｢同時発火説｣があります。分散した神経基礎要素間での神経活動の同期･引き込みにより、動的機能的な振動同期ネットワークが形成されて、脳における情報統合(バインディング)が行われるというのが｢振動同期仮説｣(同時発火説)です。
視床から｢40Hz｣(ガンマ波)の脳波が出て脳内を同期させます。これに加えて、記憶における特徴統合に腹内側前頭前野(前頭極)の活動が関与しているという。
参考)6-1-4)振動同期仮説
