悟りへの瞑想の道を脳科学から解説

悟りとはどうなることなのかを、瞑想で悟りを得る道筋を脳科学から具体的に解説して行きます

6-1)瞑想と脳波 6-1-5-5・6・7)β波(ベータ波)(12~30Hz) 6-1-5-5・6・7-1)β波(ベータ波)(12~30Hz)全般

6-1)瞑想と脳波

6-1-5-5・6・7)β波(ベータ波)(12~30Hz)
6-1-5-5・6・7-1)β波(ベータ波)(12~30Hz)全般
ベータ波が優位となるのは、緊張状態、目覚めている状態、集中・運動時、思考を行う時、理性的に問題解決を図る時、などです。あるいは警戒時、外界に意識が向いている時、注意を払う時にも見られます。要するに、この脳波は「心身共に」活動的な場面で発生します。つまり普段の日常生活ではだいたいβ波優位の状態にいます。特に現代人の多くは、「左脳」のベータ波が大きい状態で過ごしています。β(ベータ)波が強すぎる場合は、一つのことに過集中(没頭し過ぎ)になる傾向にあります。
この脳波は、「脳幹(身体活動)と大脳皮質(精神活動)」を発生源とし、「前頭部から中心部」に出現します。神経系の活動性が高い時に典型的に見られます。ベータ波の意識状態は、心(精神)と身体(脳幹)との繋がりを深め、高度な運動機能を開発・発揮することに適しています。当然身体活動を弱める瞑想の間はこのベータ波が減少します。
精神部分に関してβ波は過去に埋め込んだ記憶を想起しながら、今現在入力されている記憶情報と照合していることを表します。β波は記憶の「想起」に関わっています。
注)エピソード記憶の想起過程に重要な脳領域は、側頭葉内側面領域(海馬・海馬傍回)と左右背外側前頭前野と内側頭頂葉(楔前部、後部帯状回脳梁膨大後方皮質)とです。